【100本ノック #31】合格習慣化の鍵!足場点検の知識を定着させる(安全管理編⑩)

今日も『100本ノック』を始めましょう。前回に引き続き今回も墜落を扱います。前回の穴埋め回答は、「強度、衝撃、等速引張、垂直」でした。出題の深掘りもしてみましたが、いかがだったでしょう。受験の息抜きにでも、記憶に残れば、何かのときに必ずあなたを助けてくれます。さて、今回は「足場の点検」です。これまでの墜落対策と当然、関連が深い分野です。一緒にみていきましょう。

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【今日の100本ノック】

  1. 強風 大雨 大雪 等 の 悪天候 もしくは中震以上の地震等の後において 足場における作業を行う時は作業を開始する前に点検し異常を認めた時は 直ちに 補修しなければならない
  2. 鋼製の足場の材料は著しい損傷 変形 または 腐食のあるものを使用してはならない
  3. 架設通路で墜落の危険のある箇所には 高さ85cm 以上の手すり またはこれと同等以上の機能を有する設備を設ける
  4. 足場における高さ2m 以上の作業場所で足場板を使用する場合 作業床の幅は 40cm 以上で 床材 間の隙間は3cm 以下 とする

【試験対策として】

設問1、2、3は、これまでの学習や実務経験から、常識的に判断できるでしょう。

設問4の「幅40cm、隙間3cm」は重要な数値なので、改めて押さえておきましょう。(ちなみに吊り足場は幅24cmでもOKです)

また、設問1の点検は、悪天候後だけでなく、日々の「始業前点検」もセットで思い出しましょう。「点検者の指名、記録と保存」まで意識できれば万全ですし、墜落制止用器具・設置する設備の点検を「ついでに」含むとより万全なものとなります。

【実務として】

設問4の『床材間のスキマ3cm』。実務では、特に構造物が曲線や段差(橋脚端部や円形柱、張出床版の2段足場など)があったり、工事の途中で「ちょこっとした」足場の改変があったりした際に、このルールが守られていないケースをよく見かけます。

この「ちょこっとした」が把握されきれていない。なので、日々の「始業前点検」と、その「処置」が重要です。

自身の実際の現場の全面吊り足場を下方から望んだ画像で足場仮設の良い例を示した

この3cmの意味ですが、3cmから落ちるものといえば工具でしょう。そして、人は落ちませんが体制の崩れる危険があるわけです。現場で、足場上をただ、歩くだけの人はいません。何らかの仕事をするために足場に登るわけです。

歩くだけでも、曇天の日に、板張り防護やネット養生の場合どうしても見えづらい部分が存在します。まして、モノを持ったり、検測・検査であれば意識は当然足元には向かないのです。

しかし、私たちがこの「3cmのスキマ」にこだわるべき理由は、それだけではありません。

それは、この小さな綻びが、現場全体の安全意識の緩みに繋がるからです。一枚の割れた窓ガラスを放置すると街全体の治安が悪化につながるように、この『3cmのスキマ』を許容する空気感が、現場の風紀を象徴しているのです。

材料のあまりや跳ね返ったバンセンの放置、軍手や不備のある金具類の放置から、『開口部の手すりが無くても』という、より危険な不安全行動へと繋がっていくのです。だから、3cmのスキマの処置を看過してはならないのです。

自身の実際の現場の全面吊り足場内部を撮影した画像で足場仮設の良い例を示した

次回は、車両系建設機械を扱い、これで安全分野は終了となります。

記事のなかでは、今回のような実務実践の話を中心にお届けしたいと思います。お楽しみに。

問題文と回答を読み上げています。
電車の中で、運転中に聞き流して、問題文と単語の慣れにどうぞ。

「VOICEVOX:青山流星」

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