1. 工事変更手続きの円滑化
「変更理由がない」「今さら遅い」を解決! 発注者との信頼で「工事変更」を円滑に進め、再発を防ぐ
【背景・課題】多くの工事現場で耳にする「この変更は条件変更にあたらない」「今さら遅すぎる」「会検に耐えられない」といった議論。受注者と発注者の間で変更理由の認識に食い違いが生じ、円滑な工事変更が進まない状況が頻繁に発生していました。
【私の支援】まず、受注者様が発注者の進め方や「適切な事務処理、合規性」の重要性を深く理解できるようサポートしました。単に要求するだけでなく、発注者と同じ目線で変更理由を整理し、共に汗をかく姿勢を徹底しました。 この「伴走型のアプローチ」により、発注者(特に係長・課長級)も積極的に原因整理に協力。結果として、互いの立場を尊重した比較検討案をまとめ、工事変更会議での効果的なプレゼンテーションを支援しました。
【結果・得られた成果】
・発注者との信頼関係が構築され、工事変更手続きが劇的に円滑化。
・手戻りが減少し、工事の遅延や追加コストのリスクを大幅に削減。
・受注者側の担当者が合規性に基づいた変更実務のノウハウを習得し、今後同種の事例を二度と· 発生させないための体制と意識を醸成。
2. 管理者協議の円滑化円滑化
「許可できない」「その時期の施工許可は無理」を覆す! 管理者協議を円滑化し、早期着手を可能にする
【背景・課題】道路、河川、鉄道、電力、ガス、通信など、様々なインフラ管理者の施設に近接する工事では、事前に多くの協議が必須となります。しかし、管理者の担当者との合意形成が難航し、「それでは許可できない」「その時期の施工は無理」と判断され、工事着手自体が滞ってしまうケースが頻繁に発生していました。
【私の支援】まず、申請者(発注者・受注者)が相手方管理者の施設の目的と立ち位置(例:「道路管理者は…維持し…一般交通に支障を及ぼさない…」道路法抜粋など)を深く理解することから支援しました。施設の目的を最優先とする管理者の視点に立ち、「こちらの工事を進めたい」という一方的な主張ではなく、「様々な検討の結果、この時期・この方法が最も合理的であるため、ご協力をお願いしたい」というスタンス・展開で協議を進めるよう指導しました。 施設管理担当者が社内決済を得るために必要な「なぜこちらが譲歩するのか、その案は合理的か」という根拠を、貴社の事業の重要性も交えつつ、共に整理・説明しました。
【結果・得られた成果】
· 管理者側との認識の齟齬が解消され、スムーズな協議が可能に。
· 相手方の施設目的と貴社事業の重要性を両立させる説明により、管理者の理解と協力を獲得。
· 多くのケースで、早期の工事許可が下り、予定通りの工事着手を実現しました。
3. 経験の浅い担当者との協働
「あの人じゃ無理」「進まない」を乗り越える! 経験の浅い担当者との協働で、工事を成功に導く
【背景・課題】建設業界では、若手や慣れない工種の元請け、経験の浅い発注者担当など、本来は一定の経験を要する業務を任されるケースが頻繁に発生します。これにより、予期せぬトラブルや手戻りが多発し、工事が停滞。「あの担当者では無理だ」「話が進まない」といった諦めの声が聞こえる状況も少なくありませんでした。
【私の支援】まず、相手の力量を経歴や噂に頼らず、実際の会話や業務のやり取りを通じて正しく把握することを重視しました。工事の進行段階で必ず生じる停滞を予測し、組織として早期に準備を進めるよう指導。
・私が第三者として介入することで、感情的になりがちな状況に冷静な視点を提供し、個々の人間関係がこじれないよう、複数名で交代しながら対応し、期日を明確に共有した上で、進捗に応じたリマインドを徹底しました。期待通りの成果が得られない場合も、「まだできていない」と責めるのではなく、進展状況に焦点を当て、事実に基づいた分析を提示。「何かできることはないか」「このまま進むとどうなるか」といった問いかけを通じて、相手方組織(店社責任者や課長代理級など)を巻き込みました。
・自尊心や評価といったニュアンスは避け、純粋に課題解決のみに焦点を当てることで、信頼関係を維持しながら議論を深めることを支援しました。
【結果・得られた成果】
· 問題の「塩漬け」や「放置」を回避し、課題の芽を早期に関係者で共有。
· 経験の浅い担当者を追い込むことなく、組織全体で支える体制を構築。
· たとえ劇的な解決でなくとも、問題の糸口を見出し、多くのケースで相応のレベルで工事を完·了させることを可能にした。
· 関係者間の建設的な協力関係を醸成し、若手技術者のモチベーションを回復、生産性維持の一助となった。
4. 安全品質 管理体制の回復
「長丁場に潜む「安全のほころび」を解決! 慣れと疲労から現場を守り、安全意識と施工体制を立て直す
【背景・課題】高度な技術力を持つ専門業者が施工を担う長期プロジェクト(2年間に及ぶ施工)。当初は高水準だった安全管理も、長期間にわたる施工に伴う「慣れ」や、悪天候下での連日施工による「肉体的・精神的疲労の蓄積」によって、徐々に不安全な状況が散見されるようになりました。特に、高速道路や主要道の交通規制下での工事は、「第三者への安全確保」も優先課題の一つであり、この部分での不備による苦情に発展した場合非常に神経質な問題となり、工事全体の信頼性にも影響を及ぼしかねませんでした。具体的な現象として、各作業の仕上がり精度や連携の低下、段階確認時の立会態度、指示指摘への対応の甘さ、品質不具合などが顕在化。全体工程の繁忙も相まって、元請けの施工管理が手薄になりがちな状況でした。
【私の支援】この段階的な現場状況の悪化を見逃さず、現場代理人と直ちに認識を共有。安全管理チェック体制を段階的に強化すると同時に、元請け独自のハード面からの対応として、安全機器の追加導入を提案、検討・実施する支援を行いました。 また、「第三者への安全確保」という優先事項を深く理解し、その視点から現場の安全対策を強化。万が一の事態が苦情や信頼失墜に繋がるリスクを明確に共有しながら、専門業者店社に対し情報共有と指導強化を徹底しました。最終的には、現場を休日をコアとした5日間停止する断を下し、その期間を利用して安全・品質・施工体制の徹底的な立て直しを図りました。
【結果・得られた成果】
· 長期施工による安全意識の低下を未然に食い止め、潜在的な事故リスクを解消。
· 優先事項である第三者安全確保の視点を強化し、苦情リスクを低減。
· 現場を一度「止める」ことで、施工体制全体を見直し、安全・品質管理体制を根本から回復。
· 専門業者の店社レベルでの安全管理意識を再強化し、現場と店社の一体感を再構築。
· 施工従事者の安全意識と士気が向上し、良好な施工体制への回復を実現しました。
5. 積算・実行予算の深い理解
「つらい現場」を「面白い現場」へ ~ 積算・実行予算の深い理解が、利益を最大化し、現場技術者の成長の極大化に導く~
【背景・課題】多くの現場技術者にとって、「積算」や「実行予算」は煩雑で難解、あるいは単なる事務作業に過ぎない、という認識が一般的かもしれません。そのため、日々の施工管理は「工期遵守」「品質確保」といった業務に終始し、「なぜこの作業をするのか」「どうすればもっと利益を出せるのか」といった本質的な視点を見失いがちです。結果として、施工管理が単なる「つらい」「しんどい」業務となり、現場のモチベーション低下や、企業の収益機会の逸失に繋がってしまうことがあります。
【私の支援】この課題に対し、私はまず発注者の観点から、積算の基礎となる一位代価(機械・労務・材料)の構成や、積算基準、物価版といった基準類の本質的な解説から指導します。単なる技術基準の適用結果だけでなく、「なぜその基準を適用するのか」「なぜこの工種項目を採用したのか」「他に比較検討の余地はなかったのか」といった深い思考プロセスとその記録・保存の重要性を徹底的に伝えます。この知識や捉え方が変更手続きの基礎となり、発注者とのコミュニケーションを円滑化するバックボーンとなってきます。 これと連動し、実行予算の解説と具体的な組み立て手順を分かりやすく指導。実行予算の核であり自信の裏付けとなる歩掛帳記帳の勧め、材料やリース機械、協力業者の値決め交渉、そして原価管理の重要性について、実践的なノウハウを提供します。
【見込まれる成果】これらの知識をある程度理解し自己の実践知として会得できた現場技術者は、あきらかに日々の業務への取り組み姿勢に変化が生じます。私自身の経験では、実務に対する視点が劇的に広がり、すべての実務(施工計画・施工管理・課題解決能力 等々)が利益や事業執行に直結するという感性がはっきりと備わり、条件反射的に動けるようになりました。これは、「させられている」が「やって当然」に、そして「もっとうまくできないか?」というような自発的・創造的な思考と行動への変化の結果と思われます。 この変化は、社内評価の向上、協力業者からの信頼獲得、何よりも現場技術者としての真の幅と深みを体感していく喜びへと繋がりました。そして成功への予感を肌で感じられるからこそ、やりがいあふれる世界へ、力強く踏み出せていくのだと思います。
6. 工事の苦情への対応
「「地元の工事の苦情」を「理解と協力」に! 住民との信頼を築き、工事を円滑に進める地域対応
【背景・課題】建設工事において、騒音・振動・粉塵、工事車両の出入り、交通誘導、夜間・休日の施工などは、近隣住民にとって大きな負担となり、「眠れない」「子供の勉強の妨げ」「通行が危険」「作業員が怖い」といった具体的な苦情に繋がりがちです。特に、度重なる工事や事業そのものへの不信感・嫌悪感が根底にある場合、単独の工事レベルでは解決が困難な、「日常を返してほしい」という真の要求が表面化することもありました。こうした状況は、工事の遅延や中断、ひいては企業の信頼失墜にもつながる深刻な課題です。
【私の支援】
この課題に対し、私はまず、苦情が表面化する前の**「ストレスが小さいうち」の対応の重要かつ効果的であること**を指導しました。具体的には、施工時間の短縮やシフト、発生源及び伝播経路の対策(施工方法の見直し、物理的な対策)といった直接的手法に加え、以下の根本的な解決策を重視して支援を行いました。
最も効果的だったのは、**「顔が見える関係性の醸成」**です。単なる挨拶や声かけだけでなく、
· 清掃のお手伝い(店舗であれば優先利用の呼びかけなど、地域への配慮を示す具体的な行動)
· 「ガサツ・ぶっきらぼう・遠慮なし」といったネガティブイメージの払拭
· 住民の「味方」であり、味方になってもらうための姿勢これらを徹底することで、住民の「不信感」を「理解」へと転換させ、工事に対する協力的な関係を築くことを目指しました。
・また、窓口は直接工事に携わらない立場のものが当たるということも、非常に有効であることを指導しました。
・幼稚園、病院、高齢者施設など、騒音や振動にデリケートな施設に対しては、個別に効果確認(ヒアリング等)と改善策の検討実施が効果的で、よりきめ細やかな配慮により良好な関係を実現しました。
【結果・得られた成果】
· 住民からの苦情が徐々に減少し、施工時間を確保、工事工程への影響を最小限に抑えることが· できました。
· 工事現場が「迷惑な存在」から「地域に配慮する存在」へと徐々に認識が変化し、住民との良· 好な関係性が構築され、工事に対する理解と協力が深化しました。
· デリケートな施設へのきめ細やかな対応を通じて、より高いレベルでの地域との共存を実現。
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