【100本ノック #32】合格習慣化の鍵!車両系建設機械の知識を定着させる(安全管理編⑪)
今日も『100本ノック』を始めましょう。前回の100本ノックの穴埋め回答は、「中震、 変形、手すり、40cm」でした。ピンとこなかった方は確認しておきましょう。記事では「床材間のスキマ3cm」をテーマとした現場の乱れについてお話ししましたが、いかがだったでしょう。工事現場は力仕事の部分もあるだけに、みな気が張っています。それだからこそ指揮命令系統を維持することが重要です。そのヒントとなれば幸いです。
今回の記事で安全分野は最終となります。また、受験日の近づいてきたこの時期です。「実務のヒント」といわれても、なかなか身が入らないことだと思います(よっくわかります)。明日からの一週間は、受験直前特集として経験記述の書き方を2本、その他の日は、まとめ編を中心にをお送りしたいと思います。「実務のヒント」については、「(仮称)現場代理人シリーズ」のブログ記事を配信予定です。では、安全管理最終回、一緒にみていきましょう。
【今日の100本ノック】
- 車両系建設機械の転落 地山の崩壊等による労働者の危険を防止するため あらかじめ 当該 作業にかかる場所について 地形 地質の状態を調査し その結果を記録しておかなければならない
- 岩石の落下 投入より労働者に危険が生ずる恐れのある場所で ブルドーザーやトラクターショベル パワーショベル等を使用するときは その車両 経験 設備機械に健康な ヘッドガードを備えていなければならない
- 車両系建設機械の運転者が運転 位置から離れる時はバケット ジッパー 等の作業装置を地上に降ろすこと また 原動機を止め 走行 ブレーキをかける等の措置を講ずること
- 車両系建設機械の転倒 やブームアーム等の作業装置の破壊による労働者の危険を防止するため 構造上 定められた 安定度 最大使用荷重を守らなければならない
太字は穴埋め解答部分です
【試験対策として】
今回の設問はH29年度のものです。車両系建設機械分野の頻出問題です。100本ノックでも過去に記事としてあげていますので、もし、ピンと来なかった人はそちらを参考になさってくださいね。
100本ノック車両系建設機械その2はこちら
経験記述の書き方車両系建設機械はこちら
【実務として】
あなたは、資格試験にうかり監理技術者として初めての現場も自身でも満足のでき、そして次の現場、今回の設問のような土工メインの現場に赴任しました。ところが、この現場の所長さんは利益第一優先、協力業者の間でも有名な方です。いざ、現場に入ると・・・
メイン工種の土工の工程は2ヶ月遅れ、KYどころか新規入場でさえサインだけ。2次下請けが各々に持ち場を進めており、1次下請けは2週間に1度、現場事務所にくるだけ。作業所長は「工程は下請ができると言ったのだから下請の責任。事故さえなければ、地形地質の調査記録は必要なし」といった進め方です。
2次下請は1次下請もコスト優先のため、初めて使う会社で無理に頼み込んで連れてきた経緯なので、建設機械の選定も操作もオペ任せ、最大荷重の認識なし、休憩の際もブームはそのまま、キーも挿されたままです。
さて、あなたならこの現状をどのように対処していくか。現在は実務でここまで極端な例は少ないと思います。しかし、似たような状況は十分にありえます。発注者(側)に似たようなタイプの人の場合もあります。
どのように本来あるべき形に進めていくか?ありがちなのが、短絡的な思考と反応です。「べき」論を振りかざしても事態が悪化するだけですね。そう、時間がかかるのです。そして個人ではどうすることもできない。ここがヒントとなります。
ヒント1:現状認識
あなたの公式な立場は何?、契約不履行とペナルティの重大性は?技術基準の本質は?
ヒント2:事実
実際とあるべき姿の乖離の詳細把握と記録
ヒント3:対応策の検討
①前提:自分の模範的態度死守の覚悟、時間軸設定の覚悟、人への寄り添いと理解、確認(なぜそうなったかへの理解)、だれを動かすか?
②具体的内容の検討:本来の形への道筋検討、問題点をだれに、どのような形でもっていくか?現場及び組織(発注者も含む)キーマンの設定
ヒント4:実行と調整
「時間をかけながら、少しづつ、少しづつ現実的なことを行う。そして、期と気をみて一気に・・・。」が理想

このように、「経験記述思考」は技術分野だけでなく、このようなケースにも応用できる思考の源泉です。
ぜひ、エクササイズしてみてくださいね(もしエクササイズされて思うところあれば、メールでご意見など、どうぞ)。
問題文と回答を読み上げています。
電車の中で、運転中に聞き流して、
問題文と単語の慣れにどうぞ。
「VOICEVOX:青山流星」
この『100本ノック』は、合格のためだけでなく、実務のベースとなる知識を身につけるためのものです。
※実務のヒント、来週はお休みして、受験に特化した内容で記事をお送りする予定です。お楽しみに。


