【100本ノック #14】合格習慣化の鍵!品質管理の知識を定着させる(コンクリート編⑭)
今日も『100本ノック』を始めましょう。前回は打継ぎでしたね。レイタンス、吸水、塩化物イオン 、防錆、ポリマーセメントモルタルといったキーワードでした。ピンとこなかった方、おさらいしておきましょう。
さて、コンクリート編、今回のテーマは品質管理です。既設コンクリートの出題となっています。では一緒にみていきましょう。
【今日の100本ノック】
- たたきによる方法はコンクリート表面をハンマー等により打撃した際の打撃音によりコンクリート 表層部の浮きを把握する方法である
- 反発度法(テストハンマー法)はコンクリート 表層の反発度を測定した結果からコンクリートの強度を推定するために用いられる反発度法による推定結果が所定の強度に達しない場合には現位置でコンクリートのコアを採取して試験を行う
- 電磁波レーダー法や電磁誘導法はコンクリート中の鉄筋等の鋼材の径や位置を推定する方法である
- 自然電位法はコンクリート中の鉄筋の腐食状態を測定する方法である
※太字は穴埋め箇所です
【設問傾向】
設問の1~3は「100本ノック#7非破壊検査」で扱いました。H28、R5と出題されていますので頻出問題、すなわち、これは出題者側からの「この知識は、プロの1級技術者として現場に出るなら絶対に理解しておいてくださいね」という強いメッセージです。内容も、実務に直結しています。確実に得点しましょう。
【イメージで覚える】
4.の自然電位法は実務では馴染みが少ないでしょう。「コンクリート診断士」有資格者でも施工系の方はすっと出てこないかもしれません。塩害での面的な劣化範囲を斫ることなく、自然電位法で把握できるとイメージするのがいいでしょう。
【実務での急所:見えない塩害をどう攻略するか】
塩害対策の厄介な点は、目に見える「浮き」と、目に見えない「塩分の拡がり」が必ずしも一致しないことです。浮いている箇所だけを補修しても、その隣に潜む塩分が、数年後にまた鉄筋を錆びさせてしまう。これこそが、再劣化の典型的なパターンです。
だからこそ、プロは闇雲にドリルで穴を開けるのではなく、まず自然電位法のような非破壊検査で「怪しい範囲」を面で特定し、その上で最小限のサンプル採取で「確定診断」を下すのです。この手順こそが、手戻りのない、経済的で合理的な調査計画の王道と言えます。
【経験記述への応用】
ちなみに、この一連の調査プロセスは、そのまま経験記述における「技術的課題:潜在的劣化範囲の特定」と、それに対する「対策:エビデンスに基づく段階的な調査計画の立案」として、非常に説得力のあるストーリーになります。
この『100本ノック』は、合格のためだけでなく、実務のベースとなる知識を身につけるためのものです。
では次回は、コンクリート編の最終回となります。一緒に楽しみながら合格を目指しましょう!
問題文と回答を読み上げています。
電車の中で、運転中に聞き流して、問題文と単語の慣れにどうぞ。
コンクリート編⑭「品質管理」
「VOICEVOX:青山流星」


