【100本ノック #9】合格習慣化の鍵!打継目の知識を定着させる(コンクリート編⑨)

今日も『100本ノック』を始めましょう。前回は打込み締固めでしたね。「鉄筋の位置」「材料分離」「ブリーディング水」「再振動」といったキーワード、頭に残っていますか?ピンとこない方は、ぜひ復習しておきましょう。
さて、コンクリート編、今回のテーマは打継目です。出題されれば確実に得点としましょう。

【今日の100本ノック】

  1. 打継目はできるだけせん断力の小さい位置に設け、打継面を部材の圧縮力の作用方向と直交させるのを原則とする。海洋および港湾コンクリート構造物では、外部塩分が打継目を浸透し、鉄筋の腐食を促進する可能性があるので、できるだけ設けないのが良い。
  2. コンクリートを水平に打継ぐ場合には、すでに打ち込まれたコンクリートの表面のレイタンス、品質の悪いコンクリート、緩んだ骨材粒等を完全に取り除き、コンクリート表面をにした後、十分に吸水させなければならない。
  3. 既に打ち込まれた硬化したコンクリートの鉛直打ち継ぎ面は、ワイヤーブラシで表面を削るか、チッピング等によりにして十分吸水させた後、新しいコンクリートを打ち継がなければならない。
  4. 水密性を要するコンクリート構造物の鉛直打ち継ぎ目には、止水板を用いることを原則とする。

    ※太字は穴埋め箇所です

【知識をイメージで掴む】

水とセメント(=セメントペースト)が砂と石(=骨材)を引っ付けて固めてコンクリートになっているとイメージすると、カラカラ状態よりも打継ぐ面が濡れている方がよいとイメージできるでしょう。また、表面がツルツルだと滑りやすいけれどデコボコしていれば引っかかりができますね。あるいは表面積がデコボコしている方がツルツルよりも多くなることからも「粗」にするというのがイメージできるかと思います。水平であろうと鉛直であろうと変わりませんね。また、この「粗」にするのはワイヤブラシでゴシゴシと削るか、工具や機械で斫る(=ハツる)ことをチッピングといいますね。

【「なぜ?」を深掘りする】

「せん断力」というのはハサミで紙を断ち切るような力ですから、このような力が大きく働くところ、例えば支点付近のところに打継ぎをもってくると、例えるとミシン目が入っているところに力を加えるようなものです。できるだけ、避けなければいけませんね。

【実務での「一手先」を読む】

▼施工計画を立てる立場なら、どう考えるか?

過去問の知識は、「施工計画を立てる側」の視点を持つことで、初めて実務実践で使える活きた知恵となっていきます。
例えば「せん断力の小さい位置」。なんとなく分かるけれど、現場では「なんとなく」では通用しません。私なら、まず自分で図面(構造・配筋図)から当たりをつけた上で、設計者に『ここだと考えていますが、最終的な指示をください』と確認します。
なぜなら、打継目の位置は、あくまで施工計画を立てる上での一つの条件に過ぎないからです。その条件を素早く確定させ、現地でどうやってモノを造り込み、どうやって利益を出すか、という本来の目的達成に時間と労力を集中させる必要があるからです。
1級土木施工管理技士は施工計画を担います。「やらされる施工管理」から「自ら主体的に計画を立て、現場で利益をたたき出す」立場へと変わっていきます。第二次検定の受験勉強は、そのための非常に重要で有効な思考ツールとなり得ます。
この『100本ノック』は、合格のためだけでなく、実務のベースとなる知識を身につけるためのものです。


問題文と回答を読み上げています。
電車の中で、運転中に聞き流して、問題文と単語の慣れにどうぞ。

コンクリート編⑨「打継ぎ」
「VOICEVOX:青山流星」

では次回も、コンクリートの施工に関する問題を続けます。比較的点数が取りやすい分野なので、一緒に楽しみながら合格を目指しましょう!

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