【100本ノック #33】合格習慣化の鍵!安全管理編の知識を定着させる(安全管理編まとめ①「墜落・転落・ネット」)

今回の『100本ノック』は、安全管理編のまとめ①「墜落・転落・ネット」をお届けします。100本ノックは過去10年分を扱っていますが、そのまとめとなります。

土木施工ページはこちら

【今日の100本ノック】

1. 設備関連

  • 高さが 2m以上 の箇所で作業床を設けることが困難な時は、 防網 を張り、労働者に 要求性能墜落制止用器具 を使用させること。
  • 高さが 2m以上 の作業床の端や開口部には、 囲い、手すり、覆い 等を設けること。
  • 仮設通路の危険箇所には、高さ85cm以上 の手すりと、高さ35cm以上50cm以下の桟等を設けること。
  • 高さ2m以上の作業床では、幅を40cm以上 、床材間の隙間を3cm以下とすること。
  • 高さまたは深さが1.5mを超える 箇所での作業には、安全な 昇降 設備を設けること。
  • 物体が落下する危険がある時は、防網 の設備や 立ち入り区域 を設定すること。
  • 墜落制止用器具はフルハーネス型 を原則とするが、高さが 6.75m以下 の場合は胴ベルト型も使用可。

2. ネット関連

  • ネットには製造者名、製造年月、仕立て寸法、網目、新品時の網糸の強度 が表示されていること。
  • 規定の強度を有しない、または人体や同等以上の重さの落下物による衝撃 を受けたネットは使用しないこと。
  • 使用開始後1年以内、その後 6ヶ月 以内ごとに1回、等速 引張 試験を行うこと。
  • 作業床とネットの取り付け位置との垂直 距離は、ネットの長さや支持間隔から計算された値以下とすること。

3. 点検関連

  • 始業前 に足場用墜落防止設備の取り外しや脱落の有無を点検し、異常があれば直ちに補修すること。
  • 要求性能墜落制止用器具等を使用させる時は、その取り付け設備等の異常の有無について 随時 点検すること。
  • 強風、大雨、中震 以上の地震等の後では、作業開始前に点検し、異常があれば直ちに補修すること。
  • 鋼製の足場材料は、著しい損傷、変形 、腐食があるものを使用してはならない。

足場関連の100本ノック記事はこちら

【試験対策として】

・今回の墜転落関連は、設備・点検・ネットに分類できます。このうち、ネットは昨年度のサプライズ設問にあたりますね。
設備関連は実務で使う数字がほとんどですが、「④高さ2m以上の作業床では、幅を 40cm以上 、床材間の隙間を3cm以下とすること 」は確認が必要ですね。下図は厚労省さんの資料です。

・床幅40cmは靴の幅が10cm、足と足の間隔は歩行時最小10cm程度、両側余裕5cm、これで40cmとイメージすればよいでしょう。

・床材間の隙間3cmは、人の落下はまずないですが、つまづきは要注意、道具はラチェットレンチクラスは3cmでとどまりますね。点検ハンマー(小)はカンカンと落ちていきますので施工管理者も、もちろん、セフティストラップが必要となりますね。

・手すりの85cmは、この基準は腰より少し低めで危ないような気がします。できれば、もう少し高めがいいでしょう(本設の防護柵の規定は110cmですよね)。下図は厚労省さんの資料です。わかりやすいと思いますのでご参考ください。出展:https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei26/dl/01.pdf

厚労省の手すり・中桟・巾木の説明イラスト。実にわかりやすい。

・昨年度出題のネットはサプライズではあるものの、落ち着いて前後の文脈をみれば半分はとれるでしょう。このようなサプライズ設問の場合でも、すべて難解な解答はないはずなので(正答率を40%程度にしているはずです)落ち着いて40%はとるというつもりで、かかるのがよいでしょう。わかりやすいのでご参考ください。

・点検関連は「中震」が過去問に取り組んでいるか否かでかわってくるでしょうか。その他の項目は常識の範囲で解けますね。自信をもっていきましょう。ただし、R5年改正の「足場の組立て等の後の点検者の氏名の記録・保存が必要になります」は要注意です。

【経験記述として】

・「技術的課題」は、既存の技術で解決できる課題のことをいいます。特別な何かを求められているわけではありません。そして1級土木の「経験記述」の安全管理の設問は課題とその対応、評価とあります。
上記の「べからず」ができなさそうなのでどうしたか?を書けばよいのです。例えば、構造物が曲線で通学路である場合、「床材間の3cm」「落下物対応」をどうしたのか?というようなことを書けばよいのです。普段、皆さんが当たり前に、あるいはちょっと工夫したことを書けばよいだけです。自信をもって、受験に臨みましょう。


※受験日までの最終週は、「実務のヒント」はお休みして受験準備に特化した内容をお送りしています。
※「実務のヒント」は今後配信予定の「(仮称)現場代理人シリーズ」でお届けしていく予定です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です