【1級土木2次・専門記述問題】合格戦略編:時間のないあなたがとる戦略

あなたの合格シナリオは?

受験日まで、あと3週間ほどですね。
ここで少し、準備の手を止めて、目をつむって想像してみましょう。

今、あなたは試験会場にいます。シナリオ1:経験記述は準備通り、穴埋め問題も過去問から多数出題され、手応えは十分。自己採点で80点は固いでしょう。この場合、記述問題で40点を取れば、ほぼ合格は間違いありません。

あるいは、シナリオ2:経験記述はどうにか書けた(80点)。しかし、穴埋めは準備不足で50~60点。この場合、合格ボーダーの60%を超えるには、記述問題で70点近くが欲しいところです。

どちらのシナリオでも、合否を左右するのは「記述問題」です。今回は、この記述問題をどう攻略するか、その全体戦略を見ていきましょう。

学習戦略:時間がないあなたが、おさえるべき2分野

2次検定の合格率は30~35%程度ですが、1次を突破された皆さんなら、キチンと準備をすれば合格できるはずです。しかし、仕事やプライベートで時間がとれないのが現実。そこで、効率的な戦略が必要です。

2分野を集中して学習のイメージを男性技術者が両手に図柄(コンクリートと施工)を持っているイラストで示した

過去5年分の出題傾向を見ると、「コンクリート」と「施工」は頻出パターンが固定しています。これは、「監理技術者として最低限知っておくべき内容」という出題者の意図の表れでしょう。もちろん、サプライズ出題の可能性はありますが、まずはこの2分野に絞って準備を進めるのが、最も効率的です。

記述問題に隠された回答リスク~誤答と白紙回答~

一方で、試験会場で頭が真っ白になり、答案に何も書けない事態も想定すべきです。白紙回答はもちろん「0点」です。

では、設問を読み違えたり、明らかな間違いを書いたりした場合はどうなるか?減点されるかは、正直分かりません。しかし、もし採点者があなたの答案を読む中で、記述問題に大きな疑問符(?)を持ったとしたら、その後の経験記述の内容まで「?」のレンズを通して見られてしまう危険性があります。

経験は、工学的な裏付けがあってこそ輝きます。記述問題で「この受験者は、基礎的な理解が曖-昧だ」という印象を与えてしまうのは、あまりにも大きなリスクと考えるべきでしょう。

では、どうすれば書けるのか? 合格を掴む「思考のコツ」

白紙回答を避けるためには、コツがあります。

コツ①:設問の「オウム返し」

回答のコツ「オウム返し」をオウムのイラストにより視覚的に示した1枚

まず、回答の書き出しで、設問の言葉をそのまま繰り返しましょう。「〇〇について、留意すべき点は以下の通りである」といった具合です。これだけで、設問の意図を取り違えるリスクを大幅に減らせます。

コツ②:「アタリをつける」技術

全く分からない問題が出ても、いくつかのキーワードから方向性を仮説し、「それらしい要点」を書く技術は、実は実務で皆さんが無意識に使っているはずです。この「アタリをつける」具体的な方法は、今後のシリーズ(土工、安全など)で、過去問を使いながら詳しく解説していきます。

「アタリをつける」という知的行為をニコニコマーク入の感嘆符のイラストで視覚的に示した1枚

記述問題は「思考力を鍛えるツール」である

記述問題は、単なる知識テストではありません。「現場で未知の問題に遭遇した際に、どう考え、どう対処するか」という、あなたの「思考力」を鍛えるための、最高のツールなのです。

このシリーズを通じて、その思考法を身につけ、「やる・やれる現場技術者」への第一歩を一緒に踏み出しましょう。

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