【100本ノック #24】合格習慣化の鍵!車両系建設機械災害の知識を定着させる(安全管理編③)
今日も『100本ノック』を始めましょう。
前回に続き今回も車両系建設機械災害について扱います。前回の回答は、「ヘッドガード、記録、転倒時保護構造、シートベルト、最大使用荷重」でした。ピンとこなかった人はもう一度見ておきましょう。
毎日少しずつでも『続ける習慣』が、合格への確かな一歩となります。では、一緒に見ていきましょう。
【今日の100本ノック】
・車両系建設機械を用いて作業を行う時は運転中の車両系建設機械に接触することにより労働者に危険が生じる恐れのある箇所に 原則として 労働者を立ち入らせてはならない
・車両建設機械を用いて作業を行うときは車両系建設機械の転倒 または 転落による労働者の危険を防止するため 当該車両系建設機械の運行経路について 路肩の崩壊を防止すること 地盤の不同沈下を防止すること必要な幅員を確保すること等 必要な措置を講じなければならない
・車両系建設機械の運転者が運転位置を離れる時はバケット ジッパー等の作業装置を地上に降ろさせるとともに 原動機を止め かつ 走行 ブレーキをかける等の車両系建設機械の逸走を防止する措置を講じさせなければならない
・車両系建設機械をパワーショベルによる荷の吊り上げ クラムシェルによる労働者の昇降 等 当該車両系建設機械の主たる用途以外の用途に原則として使用してはならない
※太字は穴埋め回答です
【解説と経験記述へのヒント】
今回の設問、いかがでしたか? 前回の「ヘッドガード」のような専門用語とは違い、一見すると「当たり前」のことばかりだと感じたかもしれません。しかし、こうした基本ルールこそ、試験会場で記憶が曖昧になったり、実務で形骸化したりしやすい「罠」が潜んでいます 。
「労働安全衛生規則の定め」とありますので、文言も間違わないようにということでしょうか。文章への慣れで自然にでるようにしたいと思います。今回から動画のサイズを少し小さくしましたのでご活用いただければと思います。
経験記述への応用:技術的課題の参考
具体的には、以下のような現場状況が「技術的課題」のヒントになります。
- 接触
作業員:狭小工事現場、工種の輻輳、材料の出し入れ頻繁etc
第三者:通学路、商店街、主要道抜け道、高齢者施設etc
物的被害:地下埋設物、工事で配置した上空仮設物etc - 重機転倒
雨期や突然の降雨後の地盤の緩み、高架橋下の地耐力不足、設計変更による範囲拡大etc
これらの課題に対し、どのような対策を講じたか。前回紹介した「本質的・工学的・管理的・保護具」のフレームワークで整理すると、非常に説得力のある記述になりますよ 。
【実務では】
今回の過去問では、1、2は施工計画段階の項目です 。3、4はいわば、「当たり前」や「常識」「作業員のモラル」かもしれません 。これらが計画されていない、あるいは意識の希薄な協力業者だった場合、どうするか?その場でどのようにふるまい、どう解決していくか?、よくあるケースでもあり、撲滅すべきことです 。
実は、受験の段階で、「現実はそんなんじゃないんだよ」とあきらめずに、考えていくところに「経験記述」の真の意味があります 。例えば、「ルールだから」と指示するのか、ルールの背景にある具体的な危険性を紹介するのか、ケースにより、もっと併せ技で効果的にできるかもしれませんね 。
このブログでは、試験対策を通じて、このような現場で実際生じている不具合について、少しでも解決の糸口となるような記事をお送りしていきます 。
問題文と回答を読み上げています。
電車の中で、運転中に聞き流して、問題文と単語の慣れにどうぞ。
安全管理編③「車両系建設機械災害その2」
「VOICEVOX:青山流星」
【おまけ】
設問4の「パワーショベルによる荷の吊り上げ」は、長年の課題でした 。しかし、近年はメーカーの努力により、クレーンモードを搭載した機種が普及し、安全性が大きく向上しましたね 。 これにより、現場の安全管理も格段に進めやすくなりました 。

設問4の「パワーショベルによる荷の吊り上げ」は、長年の課題でした 。しかし、近年はメーカーの努力により、クレーンモードを搭載した機種が普及し、安全性が大きく向上しましたね 。 これにより、現場の安全管理も格段に進めやすくなりました 。
出展:一般社団法人日本クレーン協会(https://cranenet.or.jp/susume/susume02_03.html)
この『100本ノック』は、合格のためだけでなく、実務のベースとなる知識を身につけるためのものです。
では次回、安全分野の第4回は、移動式クレーンを扱う予定です。


