【100本ノック #17】合格習慣化の鍵!コンクリート編の知識を定着させる(コンクリート編まとめ②「養生と型枠及び支保工の取外し」)
『100本ノック』コンクリート編のまとめシリーズ第2回です。まとめ編は分野ごとで全6回の予定で、今回のテーマは「養生」と「型枠及び支保工の取外し」です。一見地味ですが、構造物の品質を左右する、技術者の判断力が試される領域を見ていきましょう。
【今日の100本ノック】
- コンクリートが所用の強度、劣化に対する抵抗性などを確保するためにはセメントの水和反応を十分に進行させる必要があるしたがって打ち込み後の一定期間はコンクリートを適当な温度の下で十分な湿潤状態に保つ必要がある
- コンクリートの養生の目的は湿潤状態に保つこと温度を制御すること及び有害な作用に対して保護することである。
- 打込み後のコンクリートの仕上がり面は日射や風の影響などによって水分の逸散を生じやすいので湛水散水あるいは十分に水を含む養生マットにより給水による養生を行う
- 膜養生剤の散布あるいは塗布によってコンクリートの露出面の養生を行う場合には所要の性能が確保できる使用量や施工方法などを事前に確認する
- フライアッシュセメントや高炉セメントなど混合セメントを使用する場合普通ポルトランドセメントに比べて養生期間を長くすることが必要である
- 養生期間はセメントの種類や環境温度等に応じて適切に定めなければならない。日平均気温15°C以上の場合、混合セメントB種を使用した際には養生期間は7日を標準とする。
- 暑中コンクリートでは打継面や打ち込まれたコンクリート表面等は乾燥しやすく、打継部や打継重ね部における一体性の低下を招く可能性があるので、散水や覆い等により湿潤状態を保つ必要がある。
- 暑中コンクリートでは特に気温が高く、また湿度が低い場合には、表面が急激に乾燥し、ひび割れが生じやすいので、散水または覆い等による適切な処置を行い、表面の乾燥を抑えることが大切である。
- 型枠及び支保工はコンクリートがその自重および施工期間中に加わる荷重を受けるのに必要な強度に達するまで取り外してはならない。
- 型枠及び支保工の取り外しの時期及び順序はコンクリートの強度、構造物の種類とその重要度、部材の種類及び大きさ、気温、天候、風通しなどを考慮する。
- フーチング側面のように厚い部材の鉛直または鉛直に近い面、傾いた上面、小さなアーチの外面は一般的にコンクリートの圧縮強度は3.5N/mm2以上で型枠及び支保を取り外してよい。
- 型枠及び支保を取り外した直後の構造物に載荷する場合はコンクリートの強度、構造物の種類、作用荷重の種類と大きさなどを考慮する。
【試験対策として】
個別の100本ノックでは穴埋め箇所を提示していました。覚えていますか?「湿潤状態、有害な作用、養生マット、長く、散水や覆い、3.5N/mm2」等々です。これらのルールを、2つの大きな物語として捉え直すと記憶に定着しやすくなります。
基本的に、コンクリートは強度が出るまでは、水分が必要・温度も注意・振動禁止と、必要な環境を整えてやるというものです。
もう一つは、コンクリートを『独り立ち』させる判断(問9~12)。コンクリートが自重や荷重に耐えられる強さになったら、型枠を外して独り立ちさせる。そのタイミングを見極めるのが技術者の腕の見せ所です。
※ちなみに、100本ノック各回には動画も入れています。2分以内で聞き流しもできますので、ご活用ください。
「実務のヒント」
よくあるのがやはり、準備不足からくる不具合でしょう。この準備不足の元は、作業員が慣れていない、養生への認識不足、あるいは小規模工事ではコストの問題が考えられます。ですが、その根底には、技術者の「いいモノ」を造らんとする気概の欠如というものが大きく関わっています。
このあたりは、今後「現場代理人シリーズ」でもとりあげていきますので、どうぞお楽しみに。
『「工事成績評定の本質」実務支援シリーズ』始まりました。こちらからどうぞ
この『100本ノック』は、合格のためだけでなく、実務のベースとなる知識を身につけるためのものです。
次回のコンクリートまとめ編は「打継ぎ」を取り上げます。一緒に楽しみながら合格を目指しましょう!お楽しみに。


