【100本ノック #16】合格習慣化の鍵!コンクリート編の知識を定着させる(コンクリート編まとめ①「打込み締固め」)
今回から『100本ノック』は、コンクリート編のまとめシリーズに入ります。コンクリート編として過去10年分を随時扱ってきましたが、まとめ編は分野ごとで全6回の予定です。6回の内訳は「時間・材料選定・打込み締固め・養生・打継ぎ・非破壊」となります。初回は施工分野の「打込み・締固め」をみていきましょう。
【今日の100本ノック】
- コンクリートを打ち込む前に鉄筋は正しい位置に配置されているか鉄筋のかぶりを正しく保つために使用箇所に適した材質のスペーサーが必要な間隔に配置されているか組み立てた鉄筋は打ち込み時に動かないように固定されているかそれぞれについて確認する
- コンクリートの打ち込みは目的の位置から遠いところに打ち込むと目的の位置まで移動させる必要があるコンクリートは移動させると材料分離を生じる可能性が高くなるため目的の位置にコンクリートを下ろして打ち込むことが大切である
- 斜めシュートによってコンクリート運搬する場合、コンクリートは材料分離が起こりやすくなるため、縦シュートの使用が標準とされている。
- 棒状バイブレータは、コンクリートの材料分離の原因となる横移動目的として使用してはならない
- コンクリートを打ち込み中表面に集まったブリーディング水は適当な方法で取り除いてからコンクリートを打ち込まなければならない
- ブリーディングが多いコンクリートでは型枠を取り外した後コンクリート表面に砂筋を生じることがあるためブリーディングの少ないコンクリートとなるよう配合を見直す必要がある。
- 梁のコンクリートが柱のコンクリートと連続している場合には、柱のコンクリートの沈下がほぼ終了してから、梁のコンクリートを打ち込む
- 壁とスラブとが連続しているコンクリート構造物などではコンクリートは断面の変わる箇所で一旦うち止めそのコンクリートの沈下が落ち着いてから上層コンクリートを打ち込む。
- コンクリートの締め固めにおいて棒状バイブレーターはなるべく鉛直に必要な間隔で差し込むその間隔は一般に50cm以下にすると良い。
- コンクリートをいったん締め固めたあと、再振動を適切な時期に行うことによって、コンクリート中央にできた空隙や余剰水を少なくすることができる。
- バケットによるコンクリートの運搬では、バケットの打ち込み速度とコンクリートの品質変化を考慮し、計画を立て品質管理を行う必要がある。
- 暑中コンクリートでは充填性を確保するため、打ち込み時の最小スランプが満足できるよう、あらかじめコンクリートの経時変化を確認しておく。
- 直射日光を受けて鋼製型枠、鉄筋等が非常に高温の状態になっている場合には、打ち込まれたコンクリートが急激に凝結することがあるため、散水や覆い等によって高温になることを防止する。
【試験対策として】
個別の100本ノックでは穴埋め箇所を提示していました。覚えていますか?「スペーサー、材料分離、ブリーディング水」等々です。これらを分類して覚えるクセをつけると階層構造での理解が自然にみにつくので、試してみるとよいです。
例えば、
- ① 材料分離を防ぐ鉄則: 水平移動はさせない。
- ② ブリーディング(余分な水)を制する
- ③ コールドジョイント(一体化阻害)を防ぐ
等々の分類です。
※ちなみに、100本ノック各回には動画も入れています。2分以内で聞き流しもできますので、ご活用ください。
【作業のお手伝いから連想して覚える】
思い出しましょう、現場で作業のお手伝い。
- 鉄筋、重たいですね~。D13はmあたり1.56kg、5mものでも、重たい。D16、D22を組み上げています。スペーサー、㎡4個はないと、しなっちゃいますよね。
- バケツに入れた生コン、コンパネの上に勢いよく倒したら?さらにコンパネを揺らしたら?そう、これが材料分離の実態です。
- 今日の施工管理は先輩にお願いして、遊ばせてもらいましょう。さあ、バケツに生コンを自分でいれて、上から突ついて、バケツをドンドンと揺らしてその後の様子、ずっと観ましょう。泡立っていた表面がどうなっていきますか?浮いてきた水とりたくなりますね。半分は取って半分はそのまま、表面が乾いていく、その上に生コンなんて打つ気になりますか?打ってしまったらどうなりますか?設問の狙いはここです。
- 作業員さんにお願いしてバイブ、持ってみましょう。ブーン!かなりきつくゆれますね。当然です、高周波ですから。1mおいて、挿してみましょう。バイブの効いている範囲、目で見えてきますよね。
「経験記述のヒント&実務」
ルールとルール、どう処理する?(トレードオフの解消)
今の暑い時期、「断面変化部分では、下層コンクリートの落ち着きを待ってから上層を打つ」というパターン。暑中コンクリートの打ち重ねリミットは何分でしたか? 重ね時間シバリもさることながら、「経過を見る」ともありますね。
「現場の雰囲気温度によっては、水和反応が思いのほか進みますよ、気をつけてね」と基準書の作成側はいいたのですね。あなたなら、どうしますか?どうしましたか?
「薬?手順?リフト?」打つ手がいろいろ思いついたあなたは、◎。そうでなかった人も、あせることはないです。繰り返しこの思考をもつことで、ぱっと思いつくようになります。
この『100本ノック』は、合格のためだけでなく、実務のベースとなる知識を身につけるためのものです。
次回のコンクリートまとめ編は「養生」を取り上げます。一緒に楽しみながら合格を目指しましょう!お楽しみに。


