経験記述最大の壁「技術的課題」の正体とは?〜合格と実務を繋ぐ思考法〜

経験記述の解答欄に必ずある「技術的課題」。経験記述をいざ書こうとすると、まず立ちはだかるのがこの「技術的課題」ではないでしょうか。

「『技術的』ってなんのことだ?…待てよ、そもそも『課題』と『問題』って違うのか?」

私も過去にそう考え、手が止まった一人です。

今回は、そんな「技術的課題」の正体を、実際の経験記述の例を交えながら考察し、合格と実務に繋げるためのヒントを探っていきたいと思います。


1. 品質管理の『技術的課題』とは何か?

品質管理の「技術的課題」は、経験記述の例を見ると、その正体が見えてきます。穴埋め100本ノックブログでも話題に取り上げていますが、例えばコンクリート工事の品質管理はイメージしやすいと思います。
具体的には配合・練り混ぜ・運搬・打込み・締固め・養生の各段階で、困ったこと(=課題or問題)は山ほどあり、「技術」で解決していけます。


2. 安全管理の『技術的課題』の例を考える

イメージしづらいのが、安全管理分野だと思います。「安全」と「技術的」というのが、どうも結びつきにくいからではないでしょうか。そこで、これらを災害事例と対策、いわば課題に対する結果の方面からみていくと、安全の技術的課題が見えてきやすいかもしれません。

改めて、設問を確認すると「現場状況と特に留意した技術的課題」とあります。これを建設産業の3大災害である、「重機災害、墜落・転落、崩壊・倒壊」を現場の状況に重ねるとヒントが見えてきます。

  • 崩壊・倒壊: 強度計算に基づいたハード面の対策(構造見直し・追加対策等)が明瞭なので、「技術的」と相性がいいでしょう。
  • 重機災害: 現場条件として、狭小・地盤軟弱・輻輳(ふくそう)・第三者・上空制限・工程・見通し・施工時期(雨期・猛暑)等々を考慮し、ソフト対策(警報装置、機械器具の追加等)とハード対策を組み合わせた総合的な対策が重要です。
  • 墜落・転落: 足場・高所作業車を現場条件と合わせると、様々な状況が考えられます。例えば、通学路や生活道、主要道を交通規制しての高所作業、移動を頻繁に行う立馬での作業、密閉空間での高所作業、吊り足場上にクレーンで重量物を運び入れる作業などです。これらに対する対策を検討していくことが「技術的課題」となります。

いずれの災害対策も、普段現場で行っている通り、ソフト対策とハード対策(警報装置や機械器具等)と組み合わせた総合的な対策を記述することで、災害防止として説得力が増します。
このように「技術的課題」は、日々の実務を今一度点検してみると、多く見出すことができます。

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このブログでは、今後も現場技術者の皆さんの役に立つ情報を発信していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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